「プロジェクト ネットアーツ・オルグ」のお知らせ (2004年8月15日)


1.『アート・オン・ザ・ネット展』から『プロジェクト ネットアーツ・オルグ』へ

 町田市立国際版画美術館は1995年から、インターネットのアーティスティックな表現のためのスペースとしての可能性を探る試み、『アート・オン・ザ・ネット展』を開催してきました。その開始から今日まで間、このプロジェクトは毎年、様々なテーマのもとでインターネット・アートの展覧会を企画し、多くの国々のアーティストの参加を得て活動を続けてきました。それらの展覧会で浮き彫りとなったことは、ある時代における情報を伝達する技術、社会情勢、そしてそれまでのアートの概念という三つの要素が激しく交差した地点にこそその時代を代表するアートが誕生する−−−ということであったように思います。

 そしてこの夏町田市立国際版画美術館は、『アート・オン・ザ・ネット展』の10周年を記念して、新しい企画、『プロジェクト ネットアーツ・オルグ』を開始します。この『プロジェクト ネットアーツ・オルグ』では、これまでのインターネット・アートの展覧会に、「ライティング・セクション」と「オンライン・フォーラム」という二つの新しい要素が加わります。

 インターネット・アートの展覧会ではインターネット・アートの最新状況をとりあげますが、それには、インターネットを主要なメディアとするあらゆる形のクリエィティブな表現活動が含まれます。アーティストや批評家、そしてインターネット・アートに興味を持つ方々からのエッセーや研究は、「ライティング・セクション」で公開されます。「オンライン・フォーラム」は、インターネット・アートに興味を持たれるすべての方々に向けて開かれていて、そこではインターネット・アートに限らず、ネットワーク技術を用いて制作されたデジタルアート、あるいはメディアアート等々について自由に意見を交換して頂くことができます。

 この新しいプロジェクトは、主にインターネット・アートの分野における最新の発展をとりあげます。しかし同時に、インターネット・アートが影響を受け、そして影響を及ぼしているより広範な分野、すなわちデジタルアート、メディアアート、展覧会の企画、デジタル教育、そしてオンライン出版などといった分野もとりあげてゆく予定です。

 『プロジェクト ネットアーツ・オルグ』は、2004年11月1日から開始されます。


2.ノミネート作品の募集

 今年度は、「ネットアーツ・オルグ2004大賞」が選考委員会によって選ばれ、賞金として20万円が贈られます。 

 選考委員会のメンバーは、以下の通りです。

 マーク・アメリカ     ジョン・ホプキンズ      トレイス・リデル     アン=マリー・シュライナー  町田市立国際版画美術館担当学芸員

 選考委員は、自らが賞の候補と考える作品を持ち寄りますが、インターネット上でも多くの方々からノミネート作品を募集します。応募の詳細についてはこのページの一番下をご覧下さい。

 また、『プロジェクト ネットアーツ・オルグ』は、インターネット・アートに興味を持たれる方々の寄稿を常時受け付けています。優れた内容の文章は「ライティング・セクション」で紹介される予定です。


3.スケジュール

 インターネットでのノミネート作品は、2004年8月15日から9月15日まで受け付けます。

 受賞作品は10月15日までに決定し、インターネット上の展覧会は11月1日より開始されます。また、10月30日から町田市立国際版画美術館ハイビジョン・ホールで開催される『第二回 デジタル・インターコネクション展』の中でも、スクリーン上での作品の上映に加え、海外から招聘したアーティストの方々によるイベントやパネル・ディスカッションを開催する予定です。詳細は、決定し次第このページでお知らせします。


応募フォーム

 作品をノミネートするためには、以下のインフォメーションをeメールでお送り下さい

1.ノミネート作品のURLアドレス

2.あなたがそのノミネート作品の作者あるいは著作権者である場合には、お名前、ご住所、電話番号、メール・アドレスをお書き添え下さい。